睡眠は最高の美容液!
「睡眠は最高の美容液」「美肌は夜つくられる」といわれます。
寝ることが 美容にいいのであれば、簡単な美容法です!
睡眠中には、アンチエイジングに欠かせない 2つのホルモンが分泌されます。
睡眠後3時間に分泌されるといわれている成長ホルモン、 メラトニン(睡眠ホルモン)です。
成長ホルモンの主な作用
①抗利尿作用で、体内の水分を保ち、肌艶を改善する。
②肌の水分保持量を増やす。
③皮膚のターンオーバーを促進する。
メラトニン(睡眠ホルモン)の主な作用
①質の良い睡眠をもたらし成長ホルモンの分泌を促す。
②活性酸素を除去する。
③肌の老化を遅らせる。
眠るだけで、肌の老化を遅らせることができるのであれば、質の良い睡眠を取り入れたいですね!
つづいて、女性の美容を考える上で 欠かせない、女性ホルモンの働きと、睡眠に与える影響について考えてみます。
女性ホルモンとは?
女性ホルモンとは、女性の体内で多く生成されるホルモンのことです。
エストロゲンやプロゲステロンの2種類があり、それぞれ異なる作用があります。
生理や妊娠、出産など に深く関係していて、女性の心身の健康にも大きな影響を与えるホルモンですが、 一生のうちで分泌される量は、それほど多くありません。
エストロゲン(卵胞ホルモン)の主な作用
エストロゲンは卵胞から分泌されるホルモンで、卵胞ホルモンとも言われます。
①子宮内膜を増殖させ妊娠の準備を整えるはたらき
②乳房を発育させ女性らしい体づくり
③骨密度や血管を健康な状態に保ち、コレステロール値を整え 動脈硬化を予防
④自律神経を調整
⑤コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや艶を保つ
※植物性エストロゲンが含まれる食べ物
大豆・ナッツ・果物・オーツ麦・大麦・マメ科植物
※一物全体食 イネ科、マメ科の作物を食すことは、生命エネルギーを摂りこむうえで 基本です!
プロゲステロン(黄体ホルモン)の主な作用
プロゲステロンは黄体から分泌されているため、黄体ホルモンとも言われています。
①基礎体温を上昇、生理周期で分泌量を変化
②子宮内膜の環境を整え(着床しやすい状態に)。妊娠時には、子宮内膜を維持
睡眠不足は、お肌のトラブルの原因に
睡眠時は、自律神経のうち、体をリラックスさせるはたらきをもつ「副交感神経」が働きます。
心身の疲れを解消し、細胞の修復が行われます。
女性ホルモンは卵巣から分泌されますが、卵巣にホルモン分泌の指示を出しているのは脳の視床下部です。
睡眠不足で、疲れをためこみ、脳の働きが悪くなっていまうと、脳から送られる全身への指示系統が乱れてさまざまな影響を及ぼします。 女性ホルモンがうまく分泌されないことで、老化を促進します。
中医学的に考えても 睡眠不足は、人の身体を構成する3要素である、気・血・津液 に影響を与えます。
気不足(気虚)は、 お肌のくすみ、たるみ、ほうれいせん、むくみなどの肌トラブルを起こします。 内臓の働きが鈍ることから、代謝が悪くなり、太りやすく、身体のたるみも起こりやすくなります。
質の良い睡眠をとり、気が体に充満している状態では、ウイルスや細菌への抵抗力が強く働くため、風邪などにもかかりにくくなります。
私は、職場で インフルエンザが流行っても、自分だけかからなかったりすることがよくありました。
わが子 特に次女は 生まれた時から 食に気をつけていたこともあり、保育園も小学校も中学校も皆勤の年あり、ほぼ休むことはありませんでした。保育園で午後発熱しお迎えに行ったことはありましたが、翌朝にはしっかり平熱に下がり 次の日は登園していました。 保育園の先生がびっくりして、登園時に
本当に熱が下がっているのか調べられることもありました。
これは 免疫力(気がしっかり巡っているか)の違いです。
万一かかってしまった場合は、肝臓の働きを整えて 解毒機能を高めれば良いです。
<別サイト>
気は 食事からも取り入れることはできますが、睡眠が良くないと パフォーマンスは悪くなります。
睡眠は毎日のことですから、質の良い睡眠をとることで、美しいお肌をキープし、同時に身体の免疫力を高めましょう。
現代では3~4時間程度の短い睡眠でも大丈夫な ショートスリーパーと呼ばれる人もいます。 適切な睡眠時間は 個人差があると思いますが、お肌の修復に必要な時間という視点では 7時間は睡眠をとった方がよいでしょう。。
睡眠の質を高め 美肌を作る方法
就寝の3時間前までには食事を終え、胃腸を休める。
適度な運動をする。
太陽(朝日)を浴び、体内時計を整える。
飲み物として、香のよいハーブティーは、女性ホルモンの分泌を促す効果が期待できるものもあります。 ローズティー、カモミールティーなど日常とりいれてみてはいかがでしょうか。