part6_若返り健康法

水と水分を取り違えると脱水に!?

目安時間 7分
コーヒー

「水」と「水分」の違い 理解していますか?

 

ヒトの体の60%は、水分と言われていますが、現代においては、体の水分率が60%を下回る人もいて 慢性的な脱水症状になっている人が増えていると聞きます。

現代では、清涼飲料水や健康ドリンクなどが 自販機やコンビニで気軽に購入できます。

さほど 喉がかわいていなくても「水分」を口にすることは 多いと思います。

 

健康な体の維持に必要なものは、「水」「水分」どちらでしょうか?

飲料としては、 適度なミネラル分が含まれる 軟水 が好ましいと言われています。

 

常温がよいとか白湯がよとか 冷水がよいとか 色々いわれますが。

白湯とは、「一度沸騰させたお湯」のことで、多くの諸外国では水がそのまま飲めないので、一度沸騰させて殺菌する必要があるという衛生面での事情もあるとか聞きます。 温かいものは、体を温め、血行が良くなり内臓の働きを高める効果は期待できます。

冷水がよいという人は、植物に白湯をあげると植物が枯れる例をあげて 細胞を活性化するには 冷水がよいといわれます。体を冷やしすぎない量で、気・血・水のバランスが整っていれば、 私はこれもありだと思います。

個人的には、常温水がよいかな、と思っています。

 

お茶やコーヒーは 「水分」を沢山含みますが、 体の細胞に取り込まれない カフェインを多く含んでいます。 体に取り込まれず、すぐに排泄されるもので、生態反応的には、体に損傷を起こすマイナスの影響がでます。

 

カフェインが取り込まれると、排出に 大量の「水」が使われ、 身体は「脱水」の方向に向かいます。

「水分」をとったはずが、 カフェインを排出するために、飲んだ以上の「水」が消費されることになり、 血液がドロドロになる現象がおこったり、細胞が脱水状態になるのです。

 

カフェインは 眠気・倦怠感に効果があるため 医薬品としてもつかわれています。

主な効果は、眠気を覚まし、脳を活性化する覚醒作用、 皮下脂肪燃焼効果、利尿作用などがあります。

カフェインの作用は およそ30~1時間で効き始め 約2時間~4時間半継続します。

 

そのため、この作用を利用して

お昼寝直前にコーヒーを飲んで、起きた後のパフォーマンスをあげる というのがあります。

カフェインが体内に吸収されるのは、コーヒーを飲んでから約30分後のため昼寝から目覚めたタイミングでカフェインの効果が表れ、スッキリした状態で仕事に取り組みやすくなるというものです。

 

カフェインは利尿作用も高いため、水分補給としてカフェイン入りの飲み物を飲むことは 不向きなのですが、 目覚めのコーヒー、午後の会議前のコーヒーなど は効果的であるといえます。

 

 

カフェインの摂りすぎによっておこること

・胃液の分泌を促すため、胃を荒らしてしまう。

・鉄分や亜鉛などのミネラルの吸収を阻害するため貧血を起こしやすくなる。

・神経が興奮状態になることによって 自律神経が乱れ、血圧が高い状態が続いたり、眠りが浅くなる。

 

カフェインの過剰摂取により 「カフェイン中毒」と呼ばれる状態に陥ることもあります。

中毒症状には、 一度に多量を摂取して起こる「急性中毒」と 長期間多くのカフェインを摂取し続けたことによっておこる「慢性中毒」があり、どちらもカフェインが神経に作用して起こります。

 

多くのケースの慢性中毒では、焦燥感や神経過敏、頭痛、興奮、不眠、頻尿などの症状があらわれます。

 

こころあたりのある方 おられないでしょうか?

私は、コーヒーを習慣的に飲むようになったのは 就職してからです。 休憩時間は決まってコーヒー。

これまでコーヒーを飲む習慣がなかったので、カフェインに弱く 朝1杯飲んだだけで、夜眠れないことがおこり、 特に空きっ腹に飲むと胃が荒れて唇にできものができることもありました。

(私は、昔から胃が荒れると、唇にできものができます。 酸のきついものを食べると特にそのような症状がでやすくなります。)

 

2010年頃に、マクロビオティックを学び カフェインは毒とお習いして、 数年は コーヒーの代用として 穀物香琲や、玄米香琲(黒入り玄米の粉)、タンポポ茶など飲んでいたのですが、、

つきあいなどで、だんだん飲むようになり 今は 眠気覚まし効果を期待して、職場で休憩時間に飲んでいます。

 

そういえば、20代の頃 眠気除去薬 を職場で服用していることがありました。

その時代は 生理痛もひどく、解熱鎮痛薬イブA錠 も手元にもっていました。

 

実は、解熱鎮痛薬や風邪薬に含まれるカフェインも鎮痛作用があり カフェインを多く含む医薬品は多く存在します。

 

私が20代のころ、飲んでいた眠気除去薬と沈痛解熱薬のカフェイン量

眠気除去薬 エスタロンモカ錠 1錠(1回分) カフェイン含有量100mg

鎮痛解熱薬 イブA錠 2錠(1回分) カフェイン含有用80mg

 

眠気除去薬も解熱鎮痛薬も カフェインの高いもの、低いものあり、一概にどちらが高いとも言えないのですが、

私が知る限り カフェイン量の多い解熱鎮痛剤は↓

解熱鎮痛剤バファリンS 2錠(1回分) カフェイン含有量120mg

 

昔、職場で 歯が痛いという人に、眠気除去薬あげようとしたことがあるのですが、「余計痛くなる」と断られたことがあります

似たようなものですけどね!

 

「水」は生命維持に不可欠なもの。「水分」を補給するには、 ミネラルが含まれる良質な「水」のみで摂取するのがよいといえます。

 

「水」+カフェイン の組み合わせで摂取する 水分は カフェインを体外に押し出すために「水」と代謝酵素を必要とし、脱水を引き起こす可能性があります。 代謝酵素が少なくなると、細胞の再生する部分が少なくなり、老化、老化、がん化の進行の要因になるといわれています。

「水」と「水分」を取り違えないようにしましょう!


慎雪(しんせつ)

慎雪(しんせつ)

子どもの出産を機に、本当の食とはなにかについて探求を始める▶本来の食について学ぶ▶食の大転換▶家族全員体質改善▶ストレスフリーの脱砂糖中毒、サプリなし、冷え性解消▶体の内側から整え、細胞の若返りをはかり いつまでも美しく健康でいられるための食の提案をします!

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